今回の一枚は1984年「常磐快速に4色電車がいる」という情報を元に撮影に向かった時のもので、所定の青緑の編成に山手線の黄緑、京浜東北線の青、総武線の黄色が連結されていたというもの。結果として出合ったのは黄緑が外れた3色止まりだったが、転属先のラインカラーに塗り替えるまでの過渡期ならではのエピソード。良く見ると背後の中距離列車も従来色と新色の混色となっている。当時からファンが喜ぶ事は国鉄としては苦肉の策でもあったが、情報伝達が限られていたこの時代は人が殺到することもなく良い意味で大らかだった。逆に今は情報に左右され過ぎているようだ。
青は浦和区、黄色は宮原区からの転属車を組み込んだ常磐線快速 (カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RDP) |
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