国鉄時代、VVVFインバータ制御方式の開発ターゲットは北陸新幹線だったことから、試作車は性能比較という目的を兼ね当時最新のアルミ車体&電機子チョッパ方式の203系が運用されていた常磐緩行線に投入された。
結果として高額な製造コストに比べ、当時のパワーエレクトロニクスでは期待された性能を発揮するまでに至らなかったことにより、JR東日本でVVVFインバータ制御の採用は1992年、209系試作車の901系まで待たれることになった。
209系誕生後JRの電車はVVVFインバータ制御方式が一般的となったが、その先駆車となった207系は量産改造されることなく、2009年後継になるE233系2000番台の誕生と共に役目を終えている。
一見すると前面に非常扉を設置した205系に見える207系 カメラ CANON EOS-1N RS、フィルム フジクローム RVP) |
2009年12月5日、さよなら運転時のスナップ |
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