2016年9月18日日曜日

ここから始まった近郊形電車

 両開きドア三扉の近郊形電車のパイオニアは、1960年に製造された401系、421系電車。 交直流電車の第一号でもあることと合わせ、近郊形電車の歴史はこの電車から始まっている。 初期車は「東海形」153系と同じ低運転台構造が特徴で、増備車からは御馴染みの高運転台構造に変更されている。その後増備された113、115系に代表される「三扉の近郊形電車」は、総数5000両を超える大所帯に発展し、通勤形103系共々国鉄を代表する「身近な電車」となった。だが車両保存に関してはJR東海、リニア鉄道館のクハ111-1のみとなっているのは不思議なことでもある。
 形態的に変化が多い系列だった事もあり、どの時期が「オリジナル」かの認定は難しいが「通勤通学に活躍した身近な電車」も保存する価値はあると思うのは私だけだろうか。  
401系電車が停車する40年前のJR松戸駅、今年の12月で120周年を迎える。(ネガカラー)

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