2016年6月6日月曜日

東海道・山陽線に君臨したEF66。

 EF66形電気機関車は、鉄道友の会「ブルーリボン賞」に選ばれた唯一の機関車として知られている。そのプロトタイプの試作機、EF90が誕生したのが1966年(昭和41年)。その斬新なデザインは他の「箱型」機関車とは違う存在であることを知らしめるには十分だった。 国鉄時代のEF66は最高速度100km/hで走行する高速貨物Aのみならず同95km/hの高速貨Bから一般貨物まで牽引できる機関車として長らく東海道・山陽線を往来したが、大きな転機は1985年(昭和60年)、東京発九州方面の寝台特急の牽引に抜擢されたことで、以後日本を代表する「客貨の特急」に足跡を残していく事となった。
 軸重の関係で入線できる路線が限られていたEF66は、民営化後東北、高崎、武蔵野、外房線の各線でも運用されるようになった。だが、これらの線を走る姿に何か違和感が残るのは、この機関車は生粋の「東海道・山陽線の機関車」というイメージが強いからだろう。 今回は国鉄時代の客貨の「青いフラッグシップトレイン」をアップしてみた。 
国鉄最後の日 1987年3月31日に東京駅に到着する「あさかぜ」。
以後もEF66による寝台特急の牽引は2009年まで継続された。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム コダクローム PKL)


EF66の独擅場だった高速貨A。最高速度100km/hの貨物列車だった。



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