2016年6月7日火曜日

記憶に残る機関車。 

 車体の側面に形式名のロゴが記されている機関車、EF81 95号機。今は消滅した欧風客車「スーパーエクスプレス レインボー」誕生に際し、僚機EF65 1019号機と共に「専用カラー」にデザインされたものだ。 この95号機、1973年に製造後は富山へ配置、1982年に田端へ移動したが、専用色になるまでは何処にでもいる「普通の」EF81形だった。 ところが「EF81」のレタリングも凛々しくレインボー専用色になってからは状況が一変、一躍脚光を浴びる事になる。 特に1988年「北斗星」運転初日、「北斗星1号」の牽引機に抜擢されてからはイベント列車に登用されるなど「レインボー色」共々一目置かれる存在になっていった。
そして今年6月4日、復活したクルーズトレイン「カシオペア」の運転初日の先頭に立ったことにより、95号機は「北斗星」と「(復活)カシオペア」の運転初日を担った機関車となった。四半世紀を越えて成し遂げた地味な記録だが、この機関車を語るにあたってはレインボー色共々、欠かすことの出来ないエピソードになっていくに違いない。

「上り」カシオペア クルーズを牽引する95号機。所属する田端区のEF81は全6両。この組み合わせは6分の1。
(カメラ CANON EOS7D)

 

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