2016年6月13日月曜日

ローズピンクのロイヤルエンジン

 11日、札幌行「カシオペア紀行」の初日に充当されたのはEF81 81号機。この機関車については、今年の元旦のブログ「ロイヤルエンジンの栄誉」で紹介したが、今回はこの色について触れてみたい。国鉄車両の色は「国鉄車両関係色見本帳」によって定められ、マンセル記号を併記することによってどの工場でも同じ塗装ができるよう標準化されたものだった。 その中で「交直両用」車両に指定されたのは「赤13号」で、これがローズピンクという訳だ。この「赤13号」は特急車両を除く近郊形、急行形電車、電気機関車に採用され、東北新幹線開業前は常磐、東北線といった交直区間を有す路線ではおなじみの色だった。 今、JR東日本に残る「ローズピンク」の車両はこの81号機のみ。再現されたお召し装備共々、「国鉄」を今に残す機関車となっている。 定期運用は持っていないが、暫くは団体列車「カシオペア」の先頭に立つ姿が見られるだろう。

上野16:20発の「カシオペア紀行」。
ローズピンクは退色が顕著なので、色褪せしないうちに記録しておきたい。(カメラ CANON  EOS7D)


【スポンサーリンク】

0 件のコメント:

ブログ アーカイブ