2016年6月19日日曜日

485系を想う

 昨日のNHKニュース7で、JR東日本に残っていた最後の特急色を纏った485系電車のサヨナラ運転が放送されたのは驚いたが、481、483、485、489系を総称した485系列は1964年から79年の長きに渡って製造された日本の高度成長を支えた電車でもあり、「国鉄特急」を代表する車種であったことは間違いなく、最後にスポットライトが当たったことは喜ばしいことだった。
 485系には現在JR東日本で「ジョイフルトレイン」に改造された車両が残っているので、今回のサヨナラ運転によって形式消滅する訳ではないが、本来の役目である「特急運用」は北海道新幹線開業と共に終了しており、前年度に形式消滅した183系特急電車に続き「国鉄特急」の立役者が退く事になった。 エピソードには事欠かない系列だが、振り返ってみると最も華やかだった時代は33編成が往来した山陽新幹線博多開業前の山陽、北陸特急、東北新幹線開業前の東北地区での活躍だったろう。 今回は国鉄末期、L特急時代の姿をまとめてみた。
 
485系系列のトレーラーは共通で使用できたが、交流60Hz向け481系の先頭車は「赤スカート」で区別された。 

モデルチェンジした分割併合対応の貫通形は1972年に登場。

1974年から先頭部は非貫通形に変更。以後は耐寒耐雪装備が強化されていく。
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