2022年1月31日月曜日

止め(とどめ)

平成28(2016)年の台風被害によって長らく不通となっていた根室本線 東鹿越~新得間を含む富良野~新得間がバス転換に向けて協議されるというニュースが飛び込んできた。この区間、国鉄時代に石勝線開業によって札幌~帯広、釧路、根室の都市間輸送のメインルートから外れローカル列車主体の運行になっていた実情から、復旧に関して鉄道維持かバス転換かが論点だったが今回その方向性が示されたものだ。残念だがこの区間での鉄道の役目は終わったと止めを刺されたといえるだろう。今回は過去2回(平成3&20年)訪れた時のスナップ。急ぐ事のないゆっくりとした旅だった。
落合にて(平成20年)
          

映画「鉄道員(ぽっぽや)」の舞台となった幾寅駅(平成20年)

布部にて(平成3年)=再掲=


       

鉄道撮影は鉄道会社、関係者等との信頼関係で成り立つもの。
ファン同士よき人間関係を。感謝の気持ちは挨拶から。


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2022年1月24日月曜日

グッド ハプニング

今回の作品は平成9(1997)年10月、JR山田線を行く快速「リアス」宮古行。当初の計画ではこの列車に乗車していなければいけなかったが、撮影地で知り合ったカメラマンとクルマ移動することで撮影できたという、いわば人との出会いによる一枚。この時のターゲットは山田線・釜石線の御召列車で、列車本数が少ない山田線では「リアス」は有難い被写体だった。一枚の写真に秘められた旅のエピソード、時間を経てもその記憶は鮮明に残っている。
山岳線ゆえキハ52,58といった2エンジンの気動車を必要とした山田線。
          

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2022年1月23日日曜日

輝るなら輝らせよう

トランスイート「四季島」を半逆光で見ると輝く「四季島ゴールド」の魅力を気づかせてくれる。これを強調するため後処理で「輝る」にこだわってみたのが今回の作品。コマ選択に際しては輝く「四季島」の存在感を和らげるために編成は左右に「貫く」ではなく「間」のあるシーンを選んでいる。一方で21日から新型コロナウイルス蔓延防止等重点処置が施行されたことで昨年同様「四季島」ツアー継続にも暗雲が漂い始めてきた。土曜のお楽しみ、さてどうなるだろうか。 
目立つが人気は今ひとつの「四季島」、どう料理するかは撮り手の腕次第。



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2022年1月19日水曜日

茂木駅 今昔

春の日差しを浴びながら。
今回の作品は真岡鉄道 茂木駅、瓦葺の屋根が印象的な駅舎はSLもおか号が運行開始となった平成6(1994)年のもの。あらためて見ると「国鉄」を色濃く残しており、現駅舎との違いがよくわかる。更に当時の世相を現しているなぁと思うのは手元を見ている人がいないこと。モバイル端末が一般的でない時代、人の目線は前を向いていたが令和の時代ではマスク着用とスマホながら歩きは珍しくもない日常の光景になった。世の中には変わるものと変えてはいけないものがある。新型コロナ下でのこの駅の光景はどう変わっていくのだろうか。
改築された現駅舎




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2022年1月17日月曜日

時代の忘れ物

 国鉄103系には「1次改良車」と区分される製造ロットがある。昭和47(1972)年に登場した148両がそれに該当し、その多くは東海道・山陽緩行線用として投入されたので関西圏ではおなじみの車両だ。外観的には前照灯がシールドビーム2灯、側窓がユニット窓に変化、メカ的には過去表面化した各種のトラブルに対応した改良がなされている。ところが「1次改良車」の中には事故廃車補充と言う名目で首都圏へ配置された車両がある。今回のクハ103-188がその1両で新製配置後常磐快速編成の付属編成に埋没していたので知る人ぞ知る存在だったが、注目されたのは昭和59(1984)年、103系1000番台の常磐快速線転用に際し不足する先頭車の代替として併結運転改造を受けたことで「1次改良車」の存在が周知されることとなった。民営化後は冷房改造され習志野(中央総武緩行線)京葉(京葉線)へと転属、平成13(2001)年に廃車になったが、京葉線では東海道・山陽緩行線用と同色のスカイブルーを纏ったのは偶然とはいえ「同期」との縁を感じるのは私だけだろうか。この車は全国規模の転属がなされた国鉄時代の忘れ物だったかもしれない。 
103系1000番台との併結に際して車両の向きを転換、ATSもB,Sが設置された。

習志野時代に前面強化、冷房改造を受けている。



関西圏の同期と同じスカイブルーで終焉を迎えた。





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2022年1月16日日曜日

時刻表は読み物

「時刻表は読み物」という鉄道趣味人は案外多いもの。内容は毎月大きく変わるわけでもないが何かが変わっている。それを見つけるのは宝探しに近い感覚で「なんだこれ??」を探し出すのが楽しい。今回の作品も「なんだこれ??」の産物。中央総武緩行線に運行されていた「飯田橋」行。昔は飯田橋駅に折り返し線があったことによるものだが、いつまで運行されていたか今ひとつはっきりしない。その調査をする動機になるだけでも書物としての価値があるはずなのだが、さてどうなるか。 
昭和53年の中央総武緩行線は101系が主
         


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2022年1月15日土曜日

柳の下のどじょうは・・・

「うーん、今日はハズレか・・・」、「四季島」運行日の今日ハクチョウはいなかった。先週8日の教訓(https://gazosousakunin.blogspot.com/2022/01/blog-post_8.html)を元にイメージはできていたが、欲を出すとうまくはいかないものだ。自然相手の撮影には失敗がつきもの。まだチャンスはある、次に期待しよう。            
武蔵野線を行くE231系もすっかり定着した。
           


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2022年1月14日金曜日

仙台行 個室列車

 今月9日仙台行「カシオペア紀行」が常磐線経由で運行された。常磐線での運行は昨年10月以来でこの時の青森行は寝台列車だったが、今回は寝台はセットしない日中7時間かけて走る「個室」列車というのもユニーク。国鉄時代に寝台急行編成を繁忙期に昼行臨時急行として運転したという記録があるが今回は「カシオペア乗車体験」を売りにするツアー列車、緊急事態宣言でなければ次回は2月11日に運行される予定という。
「やられた!」冬場は太陽の低いため影に注意。




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2022年1月13日木曜日

寅年 干支電車

新京成恒例の「新年ヘッドマーク電車」、平成31(2019)年新春から沿線の高校とタイアップし学生がデザインしたオリジナルヘッドマークを採用しており、今年は県立津田沼高校とのコラボレーションで寅年に因んだ2種類のヘッドマークが掲げられている。運行は15日までで運行列車はHPにお客様案内の連絡先が掲載されているので対応してもらえるのはありがたい。さてどちらのヘッドマークがお好みだろうか。
松戸側
          

津田沼側


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2022年1月11日火曜日

令和4年 ふたつの新春電車

 今回の作品はモニターカメラ(CANON  EOS M6 MarkⅡ)での作例で京成は恒例の成田山開運号(シティライナー91、92号)、流鉄はトラのヘッドマークを掲げた「なの花」を撮影している。いずれも期間限定で成田山開運号は今月の土日祝祭日、流鉄は15日までということだが沿線にギャラリーは少なかった。今回のモニターカメラは軽量さ故、取り回しが良いことから「カメラ散歩」向きで、基本的なスペックも高いことからエントリーユーザー向けではあるがミドルユーザーでも楽しめそうだ。    
定期列車は廃止された「シティライナー」。1月だけの復活。
トラというよりネコ?のヘッドマーク



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2022年1月10日月曜日

富士の高嶺に雪は・・・

正月気分も覚めやらぬ中、関東でも久しぶりの雪景色。こういう時に気になるのは富士山の冠雪具合で特に空気の澄んだ青空に映える姿には写欲をそそられるものだ。
今は亡き寝台特急「富士」のヘッドマークも山頂部が雪で覆われているデザインだったが、原型は昭和4年特別急行富士の展望車に掲げられたテールマークに準じたものだった。万葉集にあるように冨士の高嶺には雪があったほうが収まりが良いようだ。
下関~門司を往復したEF81にもヘッドマークは装着された
            
現在、鉄道博物館のマイテ39に再現されている昭和の「富士」

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2022年1月8日土曜日

みにくる?ハクチョウの子

近所の公園に白鳥が飛来していることを知ったのは今年が初めてのこと。更にその場にいたバードウオッチャーに聞くと雛を含めて13羽がいるという。白鳥とJR武蔵野線と絡められる構図を探しているとタイミング良く、黒い幼鳥がファインダーに入ってきた。「みにくいアヒルの子」ではない「ハクチョウの子」、この冬はここ千駄堀池がネグラのようだ。
悠々自適



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2022年1月3日月曜日

岐路を迎える「ばんえつ物語」

三川付近を行く「ばんえつ物語」、客車7両は復活蒸機列車では最長。
昨年頃からファンの間で『「ばん物」お前もか!?』という噂が出始めている。それは釜石線「SL銀河」に続いて磐越西線「ばんえつ物語」も2022年度以降の運行が危ぶまれているというもの。一説による機関車&客車の「老朽化」の他に新型コロナウイルスの影響も影を落としているという。「密」を避けるための乗客数制限に加え、12系客車のベンチレータによる通気では「換気」に不十分ということもあるようだ。既報の3月ダイヤ改正のリリースでは「ばんえつ物語」に関するアナウンスはなされていないが、続報が気になるところだ。 





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2022年1月2日日曜日

時代のあや

今回の作品はクハ180-55。信越本線 横川~軽井沢間でEF63形と連結したこの車、元をただせば東海道・山陽特急の1号車に連結されていたパーラーカー(クロ151-5)で新幹線開業後は九州・山陽本線系統に転用後出力増大(181系)改造、1.2等合造改造(クロハ)を経て昭和48(1973)年普通車へ改造された際に改番されたものだ。この普通車への改造はボンネット、運転席部分以外は全て解体し新たに客室部分を組み立てるという大規模な内容だったが、その後の実働期間は短く昭和50(1975)年に189系置換えの際廃車となっている。
クロ改造車は窓とライトケース帯端部の角度が70°となっている
 もしも信越本線特急が東海道新幹線開業に合わせて新設されていたらどうだったろう。沿線に軽井沢という国際的リゾート地を抱えている信越線では特急新設にあたり編成が8両に制限されてもサービス部門からは1等(グリーン)車2両、食堂車の連結要請があったというが世が世ならば「あさま」「そよかぜ」編成にパーラーカー(クロ181)、グリーン車(サロ180、181)ビュッフェ車(モハシ180)が転用されていたかも・・・と、「グランクラス」「グリーン車」が組み込まれた北陸新幹線E7系「あさま」を見ると時代のあやを感じてしまうのだ。
撮影は鉄道会社、関係者等との信頼関係で成り立つもの。ファン同士よき人間関係を。感謝の気持ちは挨拶から。

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2022年1月1日土曜日

令和4年 年賀状

新年あけましておめでとうございます。今年も本ブログ、ご愛顧頂きますよう御願い申し上げます。

 今年の絵柄は地元駅ビルの居住スペースの非常階段からのもので過去何度かお邪魔しているポイント。空気の澄んだ季節に富士山&スカイツリーを見る事ができるのは羨ましい限りだが、住人にとっては日常の光景なので関心度は低いようだ。日常の光景にも「とびっきり」の一瞬はあるもの。その一瞬に立ち会える機会、今年はどのくらいあるだろうか。
ここは順光では様にならないポイント。




鉄道撮影は鉄道会社、関係者等との信頼関係で成り立つもの。ファン同士よき人間関係を。感謝の気持ちは挨拶から。




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