2019年10月31日木曜日

色が変わるアクセス特急

成田スカイアクセス線開業に合わせて「アクセス特急」用として登場した京成3050形。そのカラーデザインが今年新製された3100形に合わせブル-からラインカラーのオレンジに変わる。既に1編成がオレンジ化されており残り5編成も順次変更されるまでは新旧カラーリングが共存することになる。「ラインカラー」を強調したことで京成本線の特急との誤乗車防止が期待できるが、さてどちらが似合うだろうか。自分の目で確かめてみるのも面白そうだ。
3050形は6編成在籍、アクセス特急では最高速度120km/hで運行される。


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2019年10月30日水曜日

北陸新幹線を走れる車両 

 台風19号で冠水したE7、W7系10編成の代替は上越新幹線用に製造されるE7系を充当することが報道されている。北陸新幹線が他の新幹線と異なる大きな要因は周波数が50/60Hz路線であることと碓氷峠を越えるための約10キロに及ぶ30‰の連続勾配の存在がある。長野までは先代のE2系と1編成のみ改造された200系、軽井沢まではE4系の入線実績があるが長野から先では電気軌道検測車East-iE926形のみとなっており、現状はE7、W7系を代走できる他の営業系列車両はない。冒頭の上越新幹線向け車両の活用は、将来の北陸・上越新幹線車両の共通運用を踏まえた施策ともいえそうだ。
200系「あさま」、長野駅到着
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2019年10月29日火曜日

ア〇ムを隠せ!?

「おっ!ここはいいな」というポイントを発見しても、何か「ひっかかる」ものがあると気になるもの。ここではビルの赤白文字の広告だった。それをどう処理するか試行錯誤した結果が今回の作品。ピンクのバラ一輪も彩を添えてみたがいかがだろうか。
1990年製の8500形。今では最古参となっている。

幸せの黄色い電車よりも目立つアコム。
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2019年10月28日月曜日

孤軍奮闘

今月27日まで開催されていた秋の「大塚バラ祭り」。ところが26日に訪れた際、花がほとんど見られなかったのには驚いた。そのような状況下でも目立っていたのが「イギリスのバラ」。これをテーマに暫し都電と色合わせを楽しんでみた。大塚バラ祭り」は春秋開催される。次回、春のバラ祭りを期待したいところだ。
収まりが良かったのはローズ色の帯とのコラボ。
          
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2019年10月27日日曜日

住みやすさ

 久しぶりの青空の下、暫しカメラ散歩で大塚へ。今回の作品は、サンモール大塚商店街の目印でもある天祖神社の鳥居から見た都電。以前知人から、大塚は住みやすいと聞いたことを思い出した。街を散策していると確かにここは便利そうだ。
山手線の大塚駅南口からは徒歩1分。


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2019年10月26日土曜日

ユニークな四種踏切

遮断機も警報機も設置されていない踏切は四種踏切と区分されるが、東京さくらトラムこと都電荒川線 大塚駅前~西原にはユニークな四種踏切がある。「電車優先」の文字はここが線路を横断する路であることを示しているが、一説によると管轄している東京都交通局では「緊急用の通路」という位置付けだそうで、そういう意味ではここは四種踏切ではないことになる。利用実態からすると限りなく踏切に近い通路。都電沿線には「本物の」四種踏切もあるので、比べてみるとここの異質さが際立ってくる。こういう曖昧さも趣味としてみると興味深いものだ。
「渡れれば何でも良い」が一般的な見解。


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2019年10月25日金曜日

怪我の功名

今回は「結果オーライ」の作品。このポイントでの誤算は空模様。背景の飯豊山は見えているが、曇り空の下では稜線がきれいに出ていなかった。次に懸念されたのは蒸機の煙。この橋は山都(やまと)駅発車後の有名ポイントだけあって黒煙のサービスがなされることが多いが、この構図では飯豊山を隠す黒煙より微かな煙が望ましかった。さて本番は御覧のとおり。現像後、原板をチェックした際ほくそ笑んだことを思い出した。「よし、結果オーライ」と。
冠雪した飯豊山を狙うのは晩秋~GW過ぎごろ迄がチャンス。
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2019年10月24日木曜日

西4丁目停留所



新設された「内回り」の停留所
Loop Lineとなった札幌市電、従来の起点、終点だった西4丁目停留場の変化は興味深かった。元々の停留所は「外回り」用となり、新たに「内回り」の停留所が札幌駅前通に設けられている。目を惹いたのが停留所のデザイン。メイン通りの「トラム」らしく仕上がっている。各地で注目されつつあるLRT(ライトレール・トランジット)の停留所もこのようなイメージなのだろうか。こういう路面電車が走る街が増えるのは大歓迎だ。
現在の「西4丁目」(外回り)

ループ化前は1線だった「西4丁目」


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2019年10月23日水曜日

雪見障子

TRAIN SUITE四季島の7号車は定員4名のみの個室車両。メゾネットタイプの四季島スイート、フラットタイプのデラックススイートで構成されており、雪見障子が見えるスペースには「バスルーム」があり檜風呂から車窓を楽しむことができるという。高額な四季島ツアーの中でも豪華さNo.1、2の車両が7号車。注目度は抜群だ。
手前側が「四季島スイート」、奥が「デラックススイート」

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2019年10月22日火曜日

煙突のある客車

JR各社の「冬の臨時列車」が18日にリリースされた。今年度もJR釧網本線恒例となった「SL冬の湿原号」の運行がなされることに安堵すると共に、専用の蒸気機関車C11 171号機、14系客車、44系カフェカ-は約1ヶ月だけ火が入る貴重な期間だ。特に14系座席車は屋根に車内のだるまストーブ用の煙突があるのもユニーク。冷房装置は装備されているが、やはり冬季が似合う車両のようだ。
外観は特急車、内装はボックス席の折衷仕様。
外国からの観光客にも人気のある「冬の湿原」号。

           

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2019年10月21日月曜日

回想~2002年へ。

 台風19号の影響で金沢行 北陸新幹線が運休している上野駅の列車案内を見ると2002年東北新幹線 八戸開業前を思わせる表示に気がついた。金沢は勿論、新函館北斗、新青森、秋田、新庄もそこにはなかった。こんなこともあるんだなぁと暫し感慨にふけっているのも束の間、25日にはいつもの「かがやき」が戻ってくる。
旅慣れた中国系のパーティが目立つようになってきた上野駅。

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2019年10月20日日曜日

映る。

 上野3153のビルはガラス張り。横断歩道で待っていると電車が映りこむことに気がついた。青信号で横断しきったところを見計らってワンショット。さて、おわかりだろうか。

「ペッパーランチ」を横断する京浜東北線
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2019年10月19日土曜日

忘れられたエリア

昭和の残された光景でもあるJR松戸駅1~2番線ホーム上にある植え込み。打ち上げ前の高さが「電車&客車との共用」時代を物語っていると共に運輸区、車掌区のあった詰所に向う職員の目を楽しませてきた。土盛のホームならではの憩いのスペースだが残念なことに現状は手入れが行き届いてはいないようだ。今度は乗客の目を楽しませる植え込みとして再び手が加えられる事を願いたいもの。隠れた名所として。
「ひたち」通過。
         
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2019年10月18日金曜日

かえりみち

作品のイメージは「いまきたこのみち かえりゃんせ」。ローカル列車の向う方向が右か左かその時の心境に影響されるようだ。かえりみち 秋の夕暮れ いとおかし。
微かに霞むエキゾーストが方向を示している。只今、登板中だ。
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2019年10月17日木曜日

あいのの

「あいのの」という響きがかわいらしい駅はJR北上線にある。字は相野々、所在は秋田県横手市山内(さんない)。SL錦秋湖号が停車した駅でもあったので駅を出発してまもなく大きくカーブを描くポイントにはコアなファンがいたものだ。実りの秋を実感する稲穂と半逆光下で映える煙をバランスよく収める。この構図で線路際のススキを刈ることを良しとするファンもいるが季節のアクセントにするのも悪くない。ありのままでいい。
6両編成が上手く収まるポイント。1~2両のローカル列車では工夫がいる。
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2019年10月16日水曜日

モラールの象徴。 

 民営化前の国鉄末期に見られたのが車体の汚れ、特に汚れた窓は窓越しにカメラを向けるのにもの憚れる状態だったこともあった。自動洗浄機任せの車体清掃はなされていても何か「モラールの低下」を感じたものだ。その印象は民営化後のイメージチェンジで解消されたと認識していたがJR北海道車と東日本車で混成した寝台特急「北斗星」で「再現」されたときは唖然とした。車体の状態は一目瞭然。両社の勢いそのものだった。残念ながら先日乗車した空港アクセスの看板列車「快速エアポート」の主力733系も決して綺麗とは言い難かった。JR北海道の「モラール」高揚はまず「見てくれ」の掃除からというのは言いすぎだろうか。
2014年晩年の「北斗星」左がJR東日本、右がJR北海道車。
外観の差は歴然としていた。


733系はポリカーボネート付複層ガラスの固定窓。















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2019年10月15日火曜日

台風19号が残したもの。

 今回の台風19号による被害状況が明らかになるにつれ、自然の脅威の前に人は無力であるか思い知らされる。特に河川の決壊による浸水の映像は、東日本大震災の津波、鬼怒川決壊の記憶を呼び起こすものだった。その中で北陸新幹線 長野車両センター内冠水の映像は驚きをもって伝えられた。北陸新幹線全編成の1/3にあたる10編成が水に浸かったという。復旧には新製に近いコストと時間が見込まれるため、現地での解体が基本路線になりそうだが北陸新幹線自体も分断され、元「長野新幹線」元「北陸本線(金沢~富山)」で運行されているだけ。国鉄時代のような迂回ルートもないことから北陸新幹線の代替輸送手段がそこには見えない。新幹線運営各社は新幹線の動向如何で旅客往来が左右されないBCPを策定して欲しいもの。今回の台風19号と先の15号の残した災害は「リーマンショック級」。やるべき課題は多い。積小為大。 
E7、W7系は北陸新幹線の要。長野までならE2系、E4系の一部も軽井沢、長野まで入線可能。
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2019年10月14日月曜日

気がつけばキハ261系

JRグループの特急用気動車の中で最大勢力を誇るのがJR北海道のキハ261系。「宗谷」「サロベツ」系統の基本番台と「スーパーとかち」「スーパー北斗」系統の1000番台に分類されるが、主力は後者で100両を超える大所帯となり、今後在来車の置き換えを含め北海道の気動車特急はこのグループが席巻しそうだ。外観の変化としては平成27年(2015年)から従来のコバルトブルーのカラーリングから白をベースにした新塗装に変わったこと。青の時代から白の時代へ。白は汚れが目立つ色、願わくば車体のメンテは徹底して欲しいものだ。
コバルトブルーの旧塗装はキハ281,283系譲り。
         
振子式キハ283系との並び、キハ261系の車体傾斜装置は使用されていない。


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2019年10月13日日曜日

真岡鉄道のDD13


 SLもおか号運行開始の平成4年(1992年)から16年(2004年)にかけて補機、回送用のディーゼル機関車として活躍したのがDD13形。元は神奈川臨海鉄道に在籍していたDD55形で真岡鉄道入線時にDD13形へ改番、塗装は当時の客車に合わせて茶色に白帯になっていた。16年以降は後継のDE10形にその任を譲ったが「さよなら運転」に際しては惜別のヘッドマークが付けられた。真岡鉄道では「鉄道の日」の10月14日、実質C11のさよなら運転となる重連運転が予定されている。さて明日はどのようなドラマが待っているだろうか。
国鉄DD13類似機だった元神奈川臨海鉄道DD55。
緑のトンネルを行くDD13。


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2019年10月12日土曜日

DCの「Shiki-Shima」

 「TRAIN SUITE 四季島」E001形は交流20kv、25kvに対応する交直流電車、そしてディーゼル発電機からの電力で電動機を動かす電気式気動車の機能を有す「EDC」(エレクトリック・ディ-ゼル・カー)車。その気動車としての運用で白眉なのは、北海道内を運行する3泊4日コース。札幌への回送を含めると函館、室蘭、千歳線を10両編成の「四季島」がほぼ毎週「青函トンネル」を潜って渡道する。ちなみに今年度のツアーが組まれているのは11月の第二週まで。往路は火曜、復路は水曜日に運行される。    
ディーゼルエンジンを搭載しているのは展望車1、10号車。

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2019年10月11日金曜日

雨だからこそ。

 雨の日のロケハン、北大の南門を振り返るとそこにはJR線そして「赤レンガ庁舎」が見えた。「碁盤の目」での区画の巧みさに驚くと共に、雨に濡れた路もイメージとおりのしっとり感。これは良い。よし、「Shiki-shima」はここで待ってみよう。
あきさめ。
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2019年10月10日木曜日

Loop Line

終点同士が繫がってループラインになった札幌市電。西4丁目~すすきのの間に狸小路停留場が出来るなど興味深い「新線区間」に立ち寄ったのは小雨交じりの20:30。まず目に付いたのが従来の停留場の位置から札幌駅前通りへの急カーブ。そこで外回りと内回りが重なる一瞬を狙ってみたのが今回の作品。これを見る限り、このループラインは違和感なく街に定着しているようだ。
ウグイス色は外回り、「ガーナ」カラーは内回り。
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2019年10月9日水曜日

ANA&スーパー北斗

 新千歳空港の展望スペースから景色を眺めているとJR千歳線を発見。横切る列車はキハ261系「スーパー北斗」。近い将来、道東・苫小牧方面から新千歳空港駅へスルーする新ルートが誕生するとここからは見る事ができなくなる・・・なのだが、時期的には2023年以降ということなので今から慌てることではない。それゆえこういう時こそ遊び心で創作してみる。今回の作品ではヒコーキの垂直尾翼とコラボさせてみたが、さてその出来はいかがだろうか。
「おっ!良い感じだぞ」。新形キハ261系のカラーリングは好印象。
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2019年10月8日火曜日

新幹線ホーム予定地は・・・。

 長万部町は鉄道の町のひとつ。蒸気機関車の時代、函館本線と室蘭本線の要として機関区があったことによるものだ。北海道新幹線のホーム建設予定地は、その跡地。建設にあたっては高架駅として在来線の駅共々生まれ変わる予定という。今後注目されるのが並行在来線のあり方。現在この駅を発着する普通列車は一日4~6本。地元の旅客輸送での役割はか細い。
13:18発 函館本線倶知安行。始発から7時間後の二番列車。


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2019年10月7日月曜日

風の記憶

 彼の地の10月の風は久しぶりだった。懐かしい空気感を感じつつもどこか違和感があった。恩師との懇談の際に話を振ってみると「例年10月はカラッとしているのに、今年はそうじゃないな・・・」とのこと。天気予報も見込違い。週間の雨マークが恨めしい。
白樺、ゆらぐ。


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2019年10月6日日曜日

富士山とキハ82

今回の作品は平成6年(1994年)11月27日に運行された御殿場線60周年記念号。当時動態保存候補として「国鉄時代」を再現したキハ82系の御殿場線初入線ということもあって雲が富士山にかかるのには目をつぶりロケハン。爽やかな秋の日差しの中、地元の皆さんと語らいつつ「国鉄特急」が走り抜けていく。このときばかりは「昔の名前」に戻った瞬間だった。
元東海道本線の御殿場線、国鉄特急色の入線はこの日が最初で最後だった。
          
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2019年10月5日土曜日

新京成サンクスフェスタ2019

 今日は「新京成サンクスフェスタ 2019」の日。沿線の子供連れの家族には人気があるイベントだ。今年も車両部品の販売がなくなったことで全体的には和やかな雰囲気だった中、ファンの興味を掴んでいたのはプラレールで再現された「連続立体交差事業」と今冬導入の新車80000系がデザインされたピンバッジ。今回はそのようなフェスタの模様を纏めてみた。
令和初のフェスタは天候に恵まれた。

プラレールで高架線と地上線を再現。
新車は8000を越えて80000へ
「後方確認!よし!!」
4世代&スカイライナー

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2019年10月4日金曜日

開かずの扉

 国鉄特急電車の中で大きなモデルチェンジとなったのが先頭車の形状。昭和42年の581系に端を発し、先頭車はボンネット形から分割・併合可能な貫通形、非貫通形へと変わった。今回の「ひばり」は前面貫通が可能な485系200番台車で、設計時では現在の山形新幹線のように福島駅での東北・奥羽線特急の分割・併合運用が想定されていたという。その後特急電車の分割・併合運用は昭和51年の長崎・佐世保線「かもめ」「みどり」で実現したが貫通扉は使われず、ファンからは「開かずの扉」と揶揄された扉が開かれたのは昭和60年の「くろしお」、本領が発揮されたのは民営化後のJR西日本「シュプール号」まで待つことになる。現在、貫通構造のJR特急車は花盛り。その先駆車たるクハネ581形は京都鉄道博物館にその姿を留めている。
新製時、青森と向日町に集中配置された485系貫通形も居住性の問題から乗務員には不評だった
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2019年10月3日木曜日

日本初のハイブリッド機関車

 JR貨物のHD300形は、ディーゼル発電機を動力源とする電気式ディーゼル機関車とリチウムイオンバッテリーを動力とする蓄電池機関車の要素を兼ね備えたハイテク機関車。入換え用のDE10形の置き換え用として平成22年(2010年)に誕生、現在まで37両が稼動している。一方、本線運用のDE10の置き換えは、新形式の電気式ディーゼル機関車DD200形で進められており今年度に量産車が出場するという。角ばった外観には好き嫌いがあるが、平成時代の機関車は中身が違う。今、機関車ファンが増えているのはそれなりの裏づけがあるようだ。
HD300形外観。HはHybridから。
JR貨物では置き換えが進む国鉄形DE10。

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2019年10月2日水曜日

細かすぎて・・・

 かつてバラェティ番組で「細かすぎて伝わらないモノマネ」という企画があったが、今回の作品では列車はヘッドライトで表現している。一見「細かすぎて」何が写っているか伝わらないこのヘッドライトの主はDE10形ディーゼル機関車。運転本数の少ないローカル線では来るモノは全て被写体。その状況下でどう撮るか、更にはアドリブを効かせるか。その選択も楽しみのひとつになる。
大きなモニターで見ることをお勧め。

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2019年10月1日火曜日

「みのり」と「妙高」

平成9年(1997年)10月1日は北陸新幹線長野開業の日。この日から「長野行」新幹線の接続を受け、首都圏と新潟を結ぶ新ルートとして設定されたのが長野・高田~新潟間の特急「みのり」、長野~直江津間の快速「信越リレー妙高」号。残念ながら、両列車も新潟アクセスとしては従来の上越新幹線、北越急行ルートを脅かすことなく低迷、結果として長野と新潟との地域間輸送に活路を見出すこととなり、平成14年(2002年)「みのり」は快速に「信越リレー妙高」は指定席付の普通へ格下げ、その後北陸新幹線金沢延伸まで足跡を残し、その役目を全うしていった。 
林檎をあしらったヘッドマークが特徴だった「みのり」

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