2017年7月7日金曜日

造形美

 今回の作品は、二階建て新幹線E4系の先頭部。前から見ると奇抜なスタイルの先頭車もこの角度から見ると美しい曲線で構成されていることがわかる。この造形は東海道・山陽新幹線700系の「カモノハシ」形状共々「トンネルドン」として知られているトンネル微気圧波への対策で、前方からの空気流、後方への空気の渦への絶妙な処理から生まれた形状だった。
 3月28日の本ブログで紹介したとおり、E4系は北陸新幹線のE7系への置換えが進んでいく中、先頭車E444形のトップナンバーが新津鉄道資料館へ譲渡、7月から展示されるという。ユニークな二階建て新幹線が後世に残るのは嬉しい事。見学の際は、是非ナナメ後ろから見つめて頂きたい。 
光の加減で印象も変わる。ユニークな形状をポートレートのようなアプローチで捕えてみた。
(カメラ CANON EOS-1V HS、フィルム フジクローム RVP)

  
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