2017年3月9日木曜日

幻の赤富士

寝台特急「富士」が廃止されたのが2009年3月13日、まもなく8年が経とうとしている。かつて東京~西鹿児島(現 鹿児島中央)を日豊線経由で24時間以上かけて運行されていた長距離列車として知られ、富士山のヘッドマークを掲げて運行された名門特急だった。1985年に本州内の牽引機関車をEF66形に変更した際、ヘッドマークも戦前の「山」形に改められたが、その際葛飾北斎の「凱風快晴」をイメージした「赤富士」バージョンのヘッドマークも用意された。営業運転に使用されたのは数回のみだったことからいつしか「幻の赤富士」と言われるようになったこのヘッドマーク、その重厚感があるデザインが列車に定着しなかったのは残念だった。
「富士」の字体が力強い赤富士」。(カメラ CANON AE-1+P、フィルム ネオパン400)

正規の「山」形ヘッドマーク、EF66には良く似合った。
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