今回の一枚は、日出谷~鹿瀬間を行く会津若松行き。柿、紅葉の脇役を従え「ばんえつ物語」が力行するシーンを狙っている。構図でのネックは中央のスギだったが、煙で一部分を隠すことで紅葉を活かす「引き立て役」にすることができた。
蒸気機関車が7両の客車を牽引する唯一の列車である「ばんえつ物語」は、秋の観光シーズンが終わると12月の「クリスマストレイン」を最後に年内の運行は終了する。 願わくば雪景色を行く蒸機列車の運転を望みたいが、磐越西線沿線は積雪地域でもあるため大雪によるトラブルは避けられない。イベント性の高い「クリスマストレイン」も大雪による区間運休が数年おきたこともあって年々運転日が「クリスマス」から早まっている。雪中を行く蒸機列車の実現は難しくなっているようだ。
秋景色を行く「ばんえつ物語」(カメラ CANON EOS7D) |
「ばんえつ物語」ファーストショット 1999年。客車の色は変わったが機関車C57は不変。 (カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP) |
0 件のコメント:
コメントを投稿