デジタルカメラ全盛期の昨今では、「高感度フィルム」のISO感度がすぐに出てくる人は少ないかと思う。 リバーサルフィルムでは上限が「ISO1600」だった。 ISO50や64が一般的だったリバーサルフィルムの中でISO1600は画期的な製品だったが、高感度と引き換えにそれなりに粒子は荒れていたものだった。 この高感度フィルムで一時期熱中したのは、ストロボなしで「暗闇を走る列車」を撮る事。 光源はプラットホームの蛍光灯のため、撮影場所は曲線を描いている駅を探した。 次はカメラ側、ISO1600のフィルムは倍増感でISO3200に高め、広角レンズで列車を止めるためカメラを軽く動かしている。 デジタルカメラでは、このような状況下でも「普通に」撮る事ができるようになっているが、「ISOオート&AE」では明るく写り過ぎることもあり、夜らしい表現をするにはその高性能さがマイナスになることもある。 夜行列車は、闇夜から浮き出た瞬間が美しい。
ハイビームの「ゆうづる」。 夜行列車らしく表現できた。 (カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RSP倍増感) |
「夜汽車よ、永遠に」 |
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