2014年12月10日水曜日

消える「スカ色」

桃源郷の新府では存在感があった「スカ色」
「スカ色」は横須賀線電車に塗装されていた濃紺とクリーム色の俗称。横須賀線や総武快速、房総各線では見慣れた色だったが、ステンレスの新型車になってからはテープで車体に張られるに留まり、最後までスカ色を堅持したのは中央東線の八王子支社受け持ちの普通列車だった。歴史を紐解くと、かつて「ヨコスカ線」で活躍した70系電車を中央線向け改造をしたうえ運用させたことから「山用スカ=山スカ」とも称されていた。その横須賀線流れのスカ色だが、海に近い線区では軽快に、山の麓では重厚な印象を受けたのも面白いもの。(カメラはCANON NewF-1、フィルムはフジクローム RVP)

 

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