国鉄特急初の自由席連結列車は新幹線「こだま」だそうだ。特急は「全車指定」、急行は「自由席中心」だった時代では異例の事だったが、東海道新幹線開業時から短区間利用者が多かった「こだま」では手作業での特急券の発券業務の煩雑さから導入したという。これ以降特急への自由席の導入が進められ、後に誕生した「L特急」では「自由席の設定」がコンセプトとなり「特別急行」は「大衆化」へ大きく舵を切っている。その影響を受けたのが「特別急行」の顔だった食堂車。営業時は自由席にあぶれた乗客の溜まり場となり「コーヒー一杯で粘る」と称された回転率の低さもあって採算面の悪化、更には営業休止を招いたのは皮肉だった。今回の作品は飛鳥山の展望タワーからみた青森行「はつかり」。食堂は営業中だった。
展望タワーが残っていたのは1993年まで。 |
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