2018年5月25日金曜日

リスクが伴う屋外展示

 鉄道車両は長らく鋼製車体が主だった。それゆえ雨風等による錆や腐食の影響を避けることができなかったが、営業車であれば走行による乾燥効果そして定期検査による車体のリペアによって良好な状態を維持してきた。ところが長期の屋外留置車両や屋外展示の保存車両では「乾燥」が期待できないため、隙間部から進入した雨は車体に悪影響を与えることになる。ここで何もしなければ痛みが進むだけで、最悪は解体に至ることも珍しくないが現在の「保存」は博物館を除き屋外が主のため、状態の維持はメンテナンス体制如何ということになる。
 明日は毎年恒例の「鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア」が開催される。さてここ大宮の保存車、状態はどうなっているだろうか。
産業遺産クラスもカットモデルに・・・これが我国の実態。
            

【スポンサーリンク】

0 件のコメント:

ブログ アーカイブ