今回の作品は20系客車のナロネ21形と10系客車のオロネ10形。細かな差異はあるが形状はほぼ同じという兄弟車両だ。昭和33年に誕生したプルマン形開放式のナロネ21形が好評だったことから翌34年から一般客車用に製造されたのがオロネ10形、自重が「ナ」から「オ」にランクアップしたのは冷房装置駆動用の発電機を装備したことによるもので、旧型の1等寝台(A寝台)車置換えの必要性もあり総製造数は97両に及んでいる。(ちなみにナロネ21形は59両)特筆されるのは北海道向けの6両で、固定編成の20系客車が入線しなかった北海道で「ブルートレイン」を意識できた貴重な存在だった。この二形式、現存しているのはオロネ10形でJR東海 リニア鉄道館には事業用車から復元された27号車が展示されており、夜行列車全盛期を偲ばせてくれている。#ブルトレ少年
|
20系を代表するA寝台車 ナロネ21形。 |
|
オロネ10形。 |
【スポンサーリンク】
0 件のコメント:
コメントを投稿