2017年1月23日月曜日

ステンレス車体のEF81

 EF81形交直流電気機関車には、ステンレス車体の車両が4両ある。300番台に区別されているこのグループは関門トンネル用として1973、74年に製造され、先代のEF30形同様にトンネル内の海水滴下による腐食対策としてステンレス車体となったものだ。ステンレス車はメンテナンスフリーということもあり無塗装が基本だが、301、302の両機は1978年に常磐線(内郷機関区)に転属した際、他のEF81と同様にローズピンクに塗装されている。
民営化後はJR貨物に所属、関門トンネルを通過する貨物列車を中心に運用されていた。経年によって3両は廃車になったが、現在も303号機が健在で無塗装のまま九州地区で最後の活躍をしている。
常磐線時代には寝台特急「ゆうづる」を牽引した301号機。
(カメラ CANON NewF-1,フィルム フジクローム RHP)
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