2017年1月5日木曜日

日光、鬼怒川を目指す元空港特急

 昨日の「日光詣スペーシア」に関連して、今回は東武線へJRからの乗り入れる253系電車に注目してみるとユニークな経歴を持った車両であることが見えてくる。現在「日光」「きぬがわ」に使用されている253系電車は先代の成田エクスプレスで、2002年FIFAワールドカップ開催に際して増備された車両。その製造に際し制御系主要機器は通勤形205系から転用したという経緯がある。
 東武線乗り入れに際しては、主要機器をVVVFインバータ方式に更新、グリーン車は廃止され全車普通車となったがシートピッチはスペーシアと同等の1100mmとなり居住性は改善されている。個室やビュッフェが備わっているスペーシアと比べると輸送力重視の253系だが、共に1990年代を代表する特急車が同じ線路を走っているのはとても感慨深いことだ。   
元区分室がグリーン車時代を偲ばせるクハ253形。
(カメラ CANON EOS7D MarkⅡ) 

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