2016年12月18日日曜日

いよいよ消える485系定期列車

 来年のダイヤ改正で、ついに485系電車が使用される最後の定期列車が廃止される事になった。現在、快速「くびきの」として新潟~糸魚川間に運転されている車両は、写真のリニューアルされた3000番台で元々北越急行特急「はくたか」や羽越線特急「いなほ」に使用されていた編成。その485系が快速「くびきの」に使用されている大きな理由は、運転区間が交流と直流を跨ぐため「交直流電車」が必要とされていたことによるものだ。 加えて北陸新幹線開業によって直江津~糸魚川間は第三セクター「えちごトキめき鉄道」の路線となったことも「くびきの」廃止の要因になっている。 今回の施策は新幹線開業によって第三セクター化された路線へ乗り入れる「従来の」運行形態から、今後は自線区のみでの運行という方向性が示されたものともいえそうだ。交流区間へ運転されなければ交直流電車の必要はない。485系の撤退はそういう意味も示唆している。
「いなほ」時代の485系300番台、リニューアルされたアコモは好評だったが経年による老朽化は避けられなかった。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)
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