2016年12月13日火曜日

50周年を迎えた「特急あずさ」

 昭和41年12月12日は中央線特急「あずさ」号が誕生した日、これ以降車両は更新されながらも現在でも運行されている在来線を代表する特急のひとつだ。 この「あずさ」号の運転に際して、その後の特急電車の外観に大きな影響を与えたことを避けることはできない。
 元来、中央東線では高尾以西の狭小トンネル対策として、この区間を運転する電車ではパンタグラフの折りたたみ高さを下げた800番台が付与された低屋根タイプの車両が充当されていた。当時、特急電車の代表であった「こだま形」181系電車では車高が低かったこともあり、パンタグラフの高さは台座調整で対応できたが、トンネルに接触するリスクのあった運転台屋根上のヘッドランプ、警笛、ウインカーランプは撤去されることになった。ヘッドライトのない「こだま形」電車には、物足りなさを感じたものだが、これ以降、中央東線を運転されることが想定される直流特急電車にはヘッドライトは装備されることなく、現在に至っている。    
懐かしの国鉄色、特急「あずさ」。愛称は松本市近くの「梓川」に因んだもの。

上越特急「とき」も「あずさ」と共通運用に際しヘッドライト類は撤去された。


【スポンサーリンク】

0 件のコメント:

ブログ アーカイブ