今回の作品は平成3年(1991)2月、JR七尾線を行く「冬の北陸 ときめき号」。この年の運行は、9月にJR七尾線が和倉温泉を境に経営分離され、和倉温泉~輪島間はのと鉄道七尾線へ移管されることから両区間を跨ぐ最後の蒸機列車となった。分離した二つの七尾線の明暗が別れたのはその後で、JR側は電化によって大阪、名古屋からの特急が乗り入れる一方、のと鉄道側では路線が穴水までに短縮されてしまった。幸いな事に「ときめき号」で注目を浴びた風光明媚な景色はのと鉄道側にある。北陸新幹線開業後導入された、のと鉄道の観光列車「のと里山里海」号には「ときめき号」のコンセプトが引き継がれているようだ。
後ろ向き重連がレアだった「ときめき号」 |
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