2017年5月22日月曜日

王電の遺構

「東京さくらトラム」こと都電荒川線の前身は王子電気鉄道。明治44年に現在の飛鳥山~大塚間で営業を開始している。その王電の遺構として知られているのが格子状の架線塔で、矍鑠としたその姿は明治、大正、昭和、平成を生き抜いてきた歴史を感じさせるものだ。その架線塔も近年の架線柱更新により次第に数を減らしており、次の元号まで残るのか否かが注目されるようになってきた。願わくば「王電スポット」として一部区間にこの遺構を「動態保存」して欲しいもの。
三ノ輪橋に現存する元「王電ビル」の梅沢写真会館共々、幾多の自然災害、そして戦火を潜り抜けてきた建造物にはその価値はあると思うのは私だけだろうか。 
明治の遺構が昭和の7000形、平成生まれの7700形を支える。
(カメラ CANON EOS7D)
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