2017年5月6日土曜日

珍車「クモハユニ」。

 国鉄時代、最長車種記号は戦前の客車「マイロネフ」そして電車の「クモハユニ」だった。荷物室、郵便室、普通客室の合造車でもある「クモハユニ」は1980年代前半まで身延線に44形が、飯田線に64形が所属していた事もあって旧型国電ファン注目の的だった。その中で特に異彩を放っていたのが後部にも運転台を増設した飯田線のクモハユニ64形で1両でも運行可能なレアな車両として知られていた。
 このような合造車の誕生した経緯は、戦前から戦後にかけて横須賀線で荷物、郵便輸送がなされていたことによるもの。重通勤路線となる前の時代を偲ばせる車両だった。
 このクモハユニ64、実車は解体されて現存していないがNゲージによる模型化がなされておりそのユニークな姿を今尚見る事ができるのは嬉しい。
1形式1両のみのクモハユニ64。遭遇できるとラッキーだった。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム コダクローム KR) 


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