2021年9月14日火曜日

動き始めた並行在来線「旅客廃止」議論

北海道新幹線札幌延伸によってJRから経営分離される並行在来線問題、長万部町ではその対象となる函館本線(函館~長万部~小樽)において「旅客営業廃止」も視野に入れた検討をしているということだ。同町は9日付HPで「並行在来線に関する意見募集」をリリース、広く意見を求めている中で焦点になるのは長万部~小樽間(函館山線)の扱いになるだろう。北海道新幹線のルートが新函館北斗以北は新八雲、長万部、倶知安、新小樽を経て札幌とほぼ函館山線に沿っており、現在通しで運行される列車は一日4往復と延伸後は経営分離に留まらず路線廃止も現実味を帯びてくる同線が注目されるのは、平成12(2000)年の有珠山噴火の際に室蘭線の迂回ルートとして機能したことにある。更に函館~長万部間に運行されている普通列車は6往復、室蘭線長万部~東室蘭間も4往復に留まっておりと地域の公共交通機関としてJRは脆弱。北海道新幹線によって激変する鉄道インフラ、さてどういう答えが出るだろうか。 
北四踏切を行くキハ40。函館山線沿線は積雪地帯でもある。







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