「しなの」の背後に見える「仏閣」らしき建物は国鉄長野駅の三代目駅舎。善光寺の玄関口に相応しい駅舎は昭和11(1936)年に建設。国鉄時代は 大社、奈良、二条の各駅と並ぶ「仏閣型駅舎」として知られていた。その重厚な駅舎も長野五輪を前に建設された北陸新幹線によって平成8年に姿を消し、町は「オリンピック開催都市にふさわしい基盤整備」によって大きく変貌した。だが、それによって四代目駅舎から善光寺の門前町としての威厳が感じられないと思うのは私だけだろうか。失われたものは「仏閣型駅舎」だけではなさそうだ。
車両は変われど名古屋~長野を結ぶ「しなの」。 |
0 件のコメント:
コメントを投稿