関東ではGW近くになると5:00前には太陽が昇り始める。かつてこの時期から夏至を挟んだお盆までは、上京してくる夜行列車を撮影できるゴールデンタイムだった。現在のようにISO感度を幅広く変更できるデジタルカメラと異なり、感度を上げてもISO400以上の確保が難しかったフィルム時代でも、陽を浴びながら上京してくる夜行列車は魅力的だったことから、遠出をしなかったGWの一日は早朝撮影に充てたものだった。
夜行列車の廃止に伴い、GWにこれを被写体とした撮影へ行く機会もなくなった。この数年での出来事だが、遠い過去のように思えてくる。時の流れとは儚いものだ。
晩年の急行「能登」の上野駅着は6:05。撮りやすい列車だった。 (カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RMS) |
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