2017年4月30日日曜日

GW早朝はゴールデンタイム

 関東ではGW近くになると5:00前には太陽が昇り始める。かつてこの時期から夏至を挟んだお盆までは、上京してくる夜行列車を撮影できるゴールデンタイムだった。現在のようにISO感度を幅広く変更できるデジタルカメラと異なり、感度を上げてもISO400以上の確保が難しかったフィルム時代でも、陽を浴びながら上京してくる夜行列車は魅力的だったことから、遠出をしなかったGWの一日は早朝撮影に充てたものだった。
 夜行列車の廃止に伴い、GWにこれを被写体とした撮影へ行く機会もなくなった。この数年での出来事だが、遠い過去のように思えてくる。時の流れとは儚いものだ。
晩年の急行「能登」の上野駅着は6:05。撮りやすい列車だった。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RMS)

【スポンサーリンク】

2017年4月29日土曜日

東京さくらトラム

 東京都交通局のPRによると都電荒川線の愛称が「東京さくらトラム」に決まったそうだ。東京都電車略して「都電」は東京が都制に移行して以来、東京都の「路面電車」の代名詞であり愛称になってきた。その中での「東京さくらトラム」の命名、その先には2020年東京五輪や外国人観光客を意識して「都電」を「トラム」に変えたいという意図があるようだ。だが「都電」のブランド力はその程度のものだろうか、「Tokyoには『TODEN』というTramがある」では問題があるのだろうか等、あらためて考えさせられた今回の決定だった。その東京さくらトラム沿線では、まもなく春の薔薇の季節になる。
飛鳥山公園を行く路面電車、東京では都電という 。
(カメラ CANON EOS7D)
【スポンサーリンク】




2017年4月28日金曜日

つつじ染め

 染物には、五月の花「つつじ」を利用した「つつじ染め」というのがあるという。それを聞いて、かつて電車をつつじで彩ってみようと試みた事を思い出した。
 きっかけはJR駒込駅で山手線を待っていたときに、電車の車体に駅構内に植えられていたつつじが映る事を発見したことから。これは面白いと、「きれい」につつじが反射する電車の位置とホームに乗降客がいなくなる瞬間を合わせることに暫し熱中したものだ。時期的には車両交代の過渡期だったこともあり、車体がフラットな205系、幅広のE231系との比較ができたのは興味深かったが、現在同じ状況での再撮は困難になってしまった。その理由はホームドアの設置。安全確保では致し方ない。これも時代の流れなのだろう。
電車版「つつじ染め」ができるのはステンレス車体ならでは。
(カメラ CANON EOS-1N RS、フィルム フジクローム RVP)

【スポンサーリンク】



2017年4月27日木曜日

新緑にはハズレなし

 もういくつ寝るとGW。花の競演がつい先日と思ったのも束の間、いよいよ緑眩しい芽吹きの季節になる。いわれてみれば当たり前のことなのだが、新緑には当たりもハズレもない。これは嬉しい事だ。あとは巡る季節の中で、好きな色彩を探すだけでいい。
 多彩な色を堪能できるこれからの季節、大きく深呼吸して自分の心に響く「緑色」を見つけてみるアプローチもよさそうだ。
新緑には「ベリーペールグリーン」をコーディネート。
(カメラ CANON EOS7D)

【スポンサーリンク】

2017年4月26日水曜日

晴れなくとも。

 三寒四温は冬の季語として知られているが、四月に関東以北を旅するとこの季節は「三温四寒」や「三晴四雲」ではないかと思ってしまう。簡単に言えば「天気は悪く寒い」のだ。
 自分がこの時期の撮影行で心がけている事は「三」でも「四」でもまずは受け入れてみること。マイナスだけに捕らわれるのではなく、心の「ゲージ」を少し広げてみること。結果「三」とも「四」とも巧く適応していけるようになるようだ。トラブルが生じるのは、そのバランスが崩れたとき。これはどの世界でも共通する事だろう。

「ばんえつ物語」の背後に見える山は飯豊山。
(カメラ CANON EOS7D)
【スポンサーリンク】

2017年4月25日火曜日

28mmのスナップ

 今回の作品は20年前の4月25日のスナップ。このとき使用したカメラは富士フィルムの「ティアラ」Ⅱ。単焦点28mmのフジノンレンズが備わったコンパクトカメラだった。きっかけは知り合いのカメラマンから「28mmでのスナップは面白いよ。」と勧められたことから。実際撮ってみると28mmならではの「一歩前に出る」新鮮さが面白く、以後「28mm」は自分にとってスナップには欠かせない「標準」になっている。
あれから20年、スナップ用カメラはデジタルに変わったが「単焦点28mm」は今も続いている。
GW前の静けさ。
(カメラ ティアラⅡ、フィルム フジクローム RDPⅡ)

 

【スポンサーリンク】

2017年4月24日月曜日

学校、墓地、発電所

 以前にも紹介したが風景写真家の竹内敏信さん曰く、桜の銘木のある三大拠点は「学校、墓地、発電所」だそう。今回はその中の一つ、発電所にある桜並木をテーマにした作品で、良い感じに目立っていた樹を主題とし並木らしい奥行きを表現するよう構図を創っている。
 場所は東北電力 上野尻発電所。水力発電所なので本当の銘木は水面に映る取水口側にありそうだが大事なことはその場で、何を感じて、どう表現したかということ。イメージとおりの表現ができれば、それで良い。 

色が統一された列車が良いアクセントになった。
(カメラ CANON EOS-1vHS、フィルム フジクローム RVP、2012年撮影)
【スポンサーリンク】

2017年4月23日日曜日

平成の風景とは!?

 昨日の新聞によると、今上天皇の退位が来年度中になる見通しだという。再来年からは歴史に「平成時代」という区分が加わることになるが、今あらためて思うことがある。「平成の風景」とは何だろう?と。
 昭和の風景をフリークする人は多いが、「平成の風景」は現在進行形のためか振り返ってみる機会は少ないように思う。そういう意味で新しい時代を迎えるにあたって「平成らしさ」をテーマに風景を客観的に見てみることには意義がある。レトロもモダンも混在する今だから気づくことがあるはずだ。

あと数年もすれば「そうそう、平成には黄色い新幹線が走っていたっけ・・・」と言われそうだ。
【スポンサーリンク】

2017年4月22日土曜日

季節のあゆみ

 昨日のニュースによると青森では桜が見頃を迎えているという。例年より8日早いということから、GWを前にして桜が散ってしまうのは観光には痛手。まあ自然相手では仕方のないことなのだが、逆に寒冬だった2012年では桜前線がGWの前半戦に達したのは会津若松だったことを思い出した。予想外の「花見」に幸先好いぞと思ったのもつかの間、2日後にはこの樹は葉桜に変わっていた。この時期、季節のあゆみは凄まじい。まもなくその桜前線は北海道に到達する。

日橋川の桜と「ばんえつ物語」
(カメラ CANON EOS7D)
【スポンサーリンク】

2017年4月21日金曜日

タヌキの変身

 1月9日のブログで紹介した新京成8000系の新塗装車が、今月から本線に登場した。イラストで見ると「正面窓下のクマ」が気になっていたが、実車で再現された姿は乗客にはどのように映るだろうか。派手になった外観に比べ車内は従来のままなので、代わり映えしないといった印象かもしれない。
 今回ピンクのパンダ風に化けた「くぬぎ山のタヌキ」、さてそのニックネームはどうなるのだろう。今回の塗装変更で4代目となる「変装の名人」に相応しい愛称がつくことを期待したいものだ。
似合うか、似合わないかでは評価できない新塗装。
(RICOH GRデジタルⅡ)

【スポンサーリンク】

2017年4月20日木曜日

さようなら「区間快速」

 今月21日のダイヤ改正で東武鉄道にデビューする特急リバティの陰に隠れて、浅草から日光、会津田島を結んでいた区間快速が消えることになった。区間快速は浅草~東武動物公園までが快速運転でそれ以外は各駅停車だったが、車両はボックス席を備えた6050系が充当され乗換なしで会津日光方面へ行ける事から行楽客には人気のあった列車だった。ユニークだったのは、特急が停車する「東京スカイツリー」駅を区間快速は通過したこと。東武グループ一押しの東京ソラマチを意識しない「わが道を行く」的列車だった。改正後6050系の運行は南栗橋が南限となり、隅田川を渡ることはなくなる。

30年以上続いた浅草界隈での6050系の運行は20日で終了する。
(カメラ CANON EOS7D)



ダイヤ改正後は日光鬼怒川線、野岩、会津鉄道が活躍の舞台となる6050系。
【スポンサーリンク】

2017年4月19日水曜日

「あずさ」は「踊り子」へ

 一部のマスコミ報道によると伊豆特急「踊り子」号に使用されている185系電車の置換えが具体化しているという。正式なPRが待たれるが、後継車は中央線特急「あずさ」「かいじ」への新車導入によって捻出されるE257系を転用、 房総特急削減で既に保留車となっている車両の復活と合わせての置換えになりそうだ。
 E257系の起用は、同車が東京車両センター配置の特別車両E655形の牽引が可能であることも大きなポイントで、歴代の157系、183系そして185系電車が担ってきた貴賓車牽引の歴史は今回も継続される事となる。
 山の信州から海の伊豆へ、その転用に際しては「リゾート特急らしい」リニューアルを期待したいもの。 サービス面では周回遅れの感が拭えなかった185系の「踊り子」号、今後の変貌が楽しみだ。
お堀端を行く特急「あずさ」。
(カメラ CANON EOS7D)
【スポンサーリンク】

2017年4月18日火曜日

ある晴れた日に。

 いすみ鉄道 城見ヶ丘駅近くを走る大多喜街道から眺める光景は、撮影にはもってこいのロケーション。線路の真上から金網越しに切り取るのも良し、少し離れて大多喜城を入れた広がりを活かしたアングルも悪くない。沿線の花が見頃を過ぎた時期であってもテーマを絞れば旬は見つかるもので、この日は芽吹き始めた樹々が美しかった。
 今回の作品を見ていると、この日の記憶が薄れる前に彼の地を訪れたくなってきた。ある晴れた日に黄色い列車に乗って。

いすみ鉄道の菜の花カラーは景色に優しい。
(カメラ CANON EOS7D)
【スポンサーリンク】

2017年4月17日月曜日

刹那に散りゆく

 列車を待つ空白の時間、舞い落ちる桜を眺めてみる。うっすらと霞む光景をみていると森山直太朗の「さくら」の一節を思い出す。♪刹那に散りゆく運命と知って♪そう思うと花散らしの春風も趣があるものだ。さらば孟夏よ、またここで逢おう。
さくら舞う。
(カメラ CANON EOS7D)
【スポンサーリンク】
2

2017年4月16日日曜日

桜みちくさ

 今の時期、真岡鉄道 北真岡駅近くに流れる桜川のしだれ桜は見応えがある。川沿いを散策してみると見頃を迎えたピンク色が目に飛び込んできた。タイミングよく緑色の列車が通過、事前のイメージとおりに仕上げてみる。その時、ファインダーの中で季節が少し進んだ気がした。
桜の街
(カメラ CANON EOS7D)

【スポンサーリンク】

2017年4月15日土曜日

口コミ

 今日は2年ぶりに桜満開の真岡鉄道へ。列車でロケハンしていると「道の駅もてぎ」の傍を流れる逆川沿いの桜が見事だった。今まで桜の時期に訪れた事がなかった茂木エリア、ふと撮影地で「道の駅へ・・・」という会話があったのを思い出した。なるほど、ここは多様なアングルで撮れそうだ。これは来年の4月が楽しみになってきた、と今から言うと鬼が笑うか。
満開の桜に伍して木々の芽吹きも始まっていた。まもなく五月の気配がした。
(カメラ EOS7D)


【スポンサーリンク】

2017年4月14日金曜日

ひらめき

 昔々「周遊券」で旅した頃、移動手段の定番は「急行自由席」だった。青いモケットのボックス席は硬く、4人で座るには窮屈だが独占すると不思議な満足感があった。通勤通学が目的でない「旅のアクセス」から見る沿線の景色は新鮮に見えてくるもの。周遊券の旅では、気になった景色に「ひらめいて」次の駅で下車してみたくなる気楽さがあった。今回の作品も景色に魅かれてふらっと下車した産物。理由は桜、ただそれだけ。
懐かしのキハ58、古の旅の記憶が蘇る。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RFP)


【スポンサーリンク】

2017年4月13日木曜日

6年間、通う道

 黄色いカバーが付いたランドセルは4月ならではの風物詩。通勤通学の時間帯へ新たに仲間入りした新一年生達はどの世代でも初々しいものだ。人は成長に伴い変わっていくものとそうでないものがある。誰も先のことはわからないが、この子達にとってはランドセルのカバーが外れてもこの踏切は「6年間通う道」、それだけは確かなようだ。
駅背景のゴチャゴチャ感もユニーク。
(カメラ CANON EOS7D)
【スポンサーリンク】

2017年4月12日水曜日

花吹雪

 春の季語でもある花吹雪。ここ数日の花散らしの雨や風に耐えた都市部の桜も、そろそろ花吹雪の時期がやってくる。花散る光景からは風情と儚さを感じるが、この時期鉄道沿線では列車が線路に散った花びらを舞い上げて走る姿を見ることができる。春を惜しむかのように桜吹雪を中を去り行く列車は千両役者のようだ。その舞台が千秋楽を迎えるとき、季節は夏へ一歩進む。
桜舞う。
(カメラ CANON EOS7D)

【スポンサーリンク】

2017年4月11日火曜日

オイルトレインが行く

 タンク車を連ねた貨物列車「オイルトレイン」は隠れた人気列車。現在主力のタンク車タキ1000形は最高速度95km/h走行可能の高速貨車として知られており、タキ1000形のみで組成された高速貨物列車も存在するなどファンにとっては「ポストブルートレイン」になりそうな勢いがある。
 JR創生期の頃は、貨車に興味を持つ人は鉄道マニアからもイロモノ扱いされたものだが、時が変われば扱いも変わるもので今では貨物列車は注目の的。特にオイルトレインが広く知られることになった東日本大震災後被災地へいち早く石油を運んだ臨時列車の運行では後に絵本の題材にもなった程、被災地の人に勇気と感動を与えたのは記憶に新しい。2000年代になりスーパーレールカーゴ、トヨタ ロングパス エクスプレス等を登場させたJR貨物、次の施策が楽しみになってきた。
春の景色に緑が映えるタンク車、タキ1000。
(カメラ CANON EOS7D)

【スポンサーリンク】

2017年4月10日月曜日

連想ゲーム

 列車の最後尾からの景色は、春色で彩られていた。乗降のお客さんが途切れたわずかな時間を利用してスナップしてみる。ふと♪春色の汽車に乗って♪の歌詞が頭に浮かぶ。そう、この歌の背景には4月がイメージされていることを思い出した。さて次は?と考えてみる。小湊鉄道で海に連れて行ってあげられるだろうか・・・この瞬間、連想ゲームは終わった。 
正面窓から見える景色は楽しい。
(カメラ CANON EOS7D)
【スポンサーリンク】

2017年4月9日日曜日

山北の春

 JR御殿場線 山北駅付近に広がる桜並木は「かながわのまちなみ 100選」に選ばれているという。約130本のソメイヨシノが満開になる時期は多くの観光客が訪れる桜の名所となっている。ここの陸橋から桜と御殿場線を入れた写真は有名で、一度は撮っておきたいアングル。見頃を迎えた春の風景では、シンプルに撮る方が良いようだ。
桜のトンネルを行く。
(カメラ CANON EOS7D)
【スポンサーリンク】

2017年4月8日土曜日

帰ってきた「キハ11」

 2015年5月6日のブログ「帰ってくる『キハ11』」でも紹介したひたちなか海浜鉄道の二代目キハ11形。民営化後に製造されJR東海エリアで運行されていた車両だが世代交代によって余剰となり、縁あって二年前からひたちなか海浜鉄道で第二の「車」生を過ごしている。このキハ11、外観は地味ながらもボックスシートが備わった車内は優れもので半自動で開閉できる出入口共々、地方私鉄にはうってつけの「出物」だったようだ。加えてこの車両の導入でひたちなか海浜鉄道は「冷房化率100%」を達成、夏場の利用客にはこちらの方が歓迎されたかもしれない。現在、この二代目キハ11は「JR東海」風のカラーで3両が活躍中だ。
車体長は地方私鉄ではお馴染みの18m。下降式側窓が特徴。


先代と異なり、ゆったりとしたボックス席。
【スポンサーリンク】

2017年4月7日金曜日

昭和の側面

 小湊鉄道の主力車両キハ200形は、昭和36年から52年にかけて製造されたディーゼルカー。昭和世代には懐かしいカラカラカラという音はDMH17Cディーゼルエンジンが奏でるもので、JRや他の私鉄では聴く事のなくなった古のサウンドが小湊鉄道では日常的に活きている。昭和を色濃く感じるのは音だけではない、Rがついた二段窓も「どこかで見た」懐かしさがある。この沿線には「どこかで見た」を気づかせる切っ掛けが溢れている。平成時代と共存する「残された昭和」、これも良いものだ。
開閉できる窓は、非冷房だった昭和の名残
(カメラ CANON EOS7D)

【スポンサーリンク】

2017年4月6日木曜日

ライトアップ

 4日のブログでも紹介した陸上自衛隊松戸駐屯地内、桜並木のライトアップ、自衛隊敷地内の夜桜を真横を走る新京成電鉄の車窓から楽しんでもらうという毎年3月30日~4月5日の期間限定イベントで今年で6回目を迎えている。
 そのライトアップされた桜並木と新京成電車を絡めたイメージ写真は薄暮の頃が良い。暗闇前が狙い時、とは夜景撮影にも共通するノウハウで見た目に近い表現ができる時間帯だからだ。とはいえ薄暮の時間帯でも写真が撮れるのはデジタルカメラならではの恩恵。文明の利器は大いに活用したいものだ。

最寄の駅は新京成 くぬぎ山駅、徒歩5分で到着できる。
(カメラ CANON EOS7D)
 
【スポンサーリンク】

2017年4月5日水曜日

赤い電車のいる風景

 都市部のソメイヨシノが満開になる頃、京浜急行 日ノ出町駅付近からの車窓に飛び込んでくる大岡川沿いの桜並木は圧巻。大岡川プロムナードとして知られる「桜の道」は日ノ出町から弘明寺駅付近まで続くという。
 この時期は川沿いを散策しながらのカメラ散歩にはうってつけのロケーション、その中で「京浜急行らしい」赤い電車を絡めたイメージ写真を狙っているとこの路線も世代交代が進んでいることに気がついた。赤い電車との邂逅はいつまでできるだろうか。そう思うと久方ぶりにこの沿線でカメラを向けたくなった。数年間だが利用した感謝の想いを込めて。
ここの桜の見頃は案外と短い印象がある。
(カメラ CANON EOS7D)
【スポンサーリンク】

2017年4月4日火曜日

侮れないコンデジ

 コンパクトデジタルカメラを「コンデジ」と呼ぶのは写真愛好者だそう。一般の人にとってはコンデジこそが「デジタルカメラ」。そういう意味では最近スマホに圧されている「デジカメ」はコンデジという事になる。メモ代わりの記録やスナップ用として重宝するコンデジだが、時には凄みを感じさせてくれるツールにもなる。今回の作品は、見頃を迎えた陸上自衛隊松戸駐屯地の桜並木をコンデジで撮影したものだが、デジタル一眼レフで撮った作品より「イメージとおり」仕上がったのはコンデジでの作品。露出補正してあるがフルオートでここまで撮れることには驚ろかされた。
 今年の桜撮影は新たな気づきから始まった。コンデジもまた楽しからずや。
駐屯地内からライトアップされた桜の花見ができるのは4/5まで。
(カメラ RICOH GRデジタルⅡ)

【スポンサーリンク】

2017年4月3日月曜日

クロスロード

 ロケハンする時に気をつけているのは「散歩の視点」。目的地までの間、フラフラしながらいろいろな気づきや発見をする楽しいアプローチだ。更に気持ちがリラックスした素に近い状態であれば、視野も広がってくる。フラフラに「迷い」「悩み」はNGなのだ。
 今回の作品も線路と菜の花が作り出すフラワーラインが交差しているように見えることから撮ってみたフラフラの産物。列車が来るまでの「空白の時間」、楽しみ方はまだありそうだ。
この「菜の花ライン」を往来する主役はミツバチ
(カメラ CANON EOS7D)

【スポンサーリンク】

2017年4月2日日曜日

当たるも八卦、当たらぬも八卦

 今年の春は寒い。開花は早かった都心部のソメイヨシノだが、どうやら見頃は今週半ばから週末になりそうだ。予想は一週間ずれたか。まあこういう年もあるさ。 

昨年の今日は満開の神田川での桜見物。
(カメラ CANON EOS7D)
【スポンサーリンク】

2017年4月1日土曜日

Fake

 平成11年度前期に放送されたNHK連続テレビ小説「すずらん」に関連して、舞台となった留萌本線に運行された「SLすずらん」号。平成7年「C62ニセコ」号が運転終了して以来の道内での蒸機列車の復活に多くの蒸機ファンが色めき立った。特に脳裏に強く印象付けられたのが番組の冒頭に放送されていた蒸機列車が雪景色を走るシーンで、この撮影のため蒸機は真岡鉄道のC12、客車はJR東日本から借用するという大掛かりなロケ列車は「次の運行」を期待させるには十分だった。その中でPRされた「SLすずらん号」の運行、いよいよ本運転に向けて機関車C11、青い14系客車とカフェカーによる訓練運転も始まった・・・そこまでは問題はなかった。ところが本運転前に客車の色が青から茶になろうとは・・・。今では笑い話だが、当時は大ショックだった。ウソのような真の話。
残雪の中を行く「青い」すずらん号。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)
【スポンサーリンク】

ブログ アーカイブ