2016年2月4日木曜日

冬の北陸 ときめき号。

 1988~91年、冬の蒸機イベントの主役はJR七尾線を2月に走った「冬の北陸 ときめき号」。初年度はC56形蒸気機関車が12系客車+展望車を牽引したが、翌年からは客車はSLやまぐち号のレトロ客車に、機関車はC56形とC57形の重連へ変更となった。
 更にSLファンが注目したのはC57の煙突に装着されていた集煙装置が外された事で、89年雪景色を行くC57の写真が鉄道雑誌に掲載された時は、驚きと共に大いに「ときめいた」ものだった。 私が参戦したのは90、91年の2年間だったが、初めて訪れた冬の能登路は食材共々とても魅力的だったことは今も鮮明に覚えている。
 この当時のエピソードの最たるものは、「ときめき号」の前週末には磐越西線のD51が運転されていたが、二週連続での撮影行が「あたりまえ」だったこと。 福島の地で交わされた挨拶は「来週、七尾で会いましょう」、この頃は「そういう時代」だったのだ。  
雪景色を行く「ときめき号」。「大斜面」と称されたお立ち台では、数週間前から場所取り三脚が乱立していた。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RDPⅡ)

赤を主体にしたヘッドマークは人気があった
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