2022年3月31日木曜日

「お下がり」と「生え抜き」

国鉄時代、地方路線の車両は都市部からの玉突き転属が主でいわば「お下がり」で賄われていた。今回の70系電車も昭和52(1977)年に阪和線から福塩線に転入した車両で従来の旧形国電を置き換えている。それため都市部の新車に比べて周回遅れの感があるのは否めなかった。その潮目が変わったのは昭和56(1981)年頃からで国鉄も「地方路線の実態に合わせた新車」を直接投入する例が見られるようになり、飯田線119系、宇部・小野田線、福塩線105系、筑肥線103系1500番台の他、50系客車、キハ40系列気動車も地方路線へ投入されている。水を得た魚の如く、福塩線の105系は配属後40年を経ても今も現役で活躍中。70系が4年余りだったことと比べると適所適材というところだろうか。
全金属車が主だった福塩線70系

  
3扉セミクロスシートは後に401、421系へ
継承された
  

  
鉄道撮影は鉄道会社、関係者等との信頼関係で成り立つもの。
ファン同士よき人間関係を。感謝の気持ちは挨拶から。










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