鉄道博物館で9月6日まで開催されている「常磐線展」に因み、常設展示車両の485系のヘッドマークが「ひたち」、行先表示が「上野-仙台」に変更されている。現在も「仙台行」ひたち号は運転されているが、運行開始は昭和47年で5往復中1往復が仙台行だった。当時、東北特急の485系は仙台を基地に運用されており「やまびこ(盛岡)」「ひばり(仙台)」「あいづ(会津若松)」「やまばと(山形)」を担当、仙台への入出庫は「ひばり」と絡めることで運用が組み立てられていた。その中で9両限定の「あいづ」編成は、他の東北特急が12(一部13両)両編成との輸送力差を解消するため、仙台入出庫の共通運用のパートナーを仙台行「ひたち」に変更した。この関係は昭和57年東北上越新幹線開業時に「あいづ」が秋田区「つばさ」と共通運用になって解消、仙台区は485系が昭和60年勝田電車区へ全車移動になるまで「ひたち」専用に移行している。
所属が仙台だったことから必要だった「仙台行き」 |
「ひたち」のルーツは「常陸」から |
0 件のコメント:
コメントを投稿