今回の作品は1998年頃、京葉線転属のため大宮車両センターに入場していた201系試作車クモハ200形のスナップ。そこで注目したのが自動列車停止装置ATS-Pを意味している「P」の標記だった。制御電動車であったことで床下にATS-P関連機器搭載スペースがなく実質中間車となっていたクモハ200形が分割運用のある京葉線で先頭に立つことを期待させるものとして「特ダネ」的に記録したもの。実際は京葉線で先頭に立つことはなかったが「勇み足」ネタにならなかったことに安堵したことが記憶に残っている。
最後になぜクモハ200形とこの写真から判別できるのか、謎解きをしておこう。ポイントは「JR」マーク上にあるモーターへの冷却風取入口。これがある201系の先頭車はクモハ200形のみ。試作車2両で終わった薄幸の形式だった。
オレンジバーミリオン、カナリアイエロー、スカイブルーと三色を纏ったクモハ200。 (カメラ CANON EOSRT、フィルム フジクロ-ム RVP) |
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