今回の作品は平成21(2009)年3月に運行された「リバイバルさくら」号。リバイバルの名に相応しく、14系寝台車8両が長崎本線を行く姿は東京と長崎を直通したブルトレ全盛期の「さくら」「みずほ」を彷彿させた。6両程度の九州内特急と比べると「東京へ直通する列車」として格の違いがあった。その一方で収益性の低い夜行列車は廃止という方針のもと、大きなテコ入れもなくダイヤ改正ごとに減便していった九州ブルトレだが、最晩年でも長崎、日豊、鹿児島の各本線からは「東京へ直通する列車」運行への要望があったという。代替となる飛行機や新幹線によって東京は近くなったが「直通」ではなくなった。再び「直通」列車の真価が問われるのは、札幌~鹿児島中央、長崎が新幹線で繋がったときだろう。
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JR以降は「かもめ」等昼行特急に道を譲ることが増えた「さくら」 |
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