2020年11月28日土曜日

タイムラグ0.006秒の悦楽

初めて購入したEOSのフラッグシップ機がEOS-1N RS。EOS初ペリクルミラー機 RTが限定生産だったのに対し、こちらは正式にEOS-1Nの製品としてラインナップされていた。だがそのスペシャル性は価格に現れておりノーマルのEOS-1Nが215,000円なのに対しEOS-1N RSは320,000円と一線を画していた。その差額はペリクルミラーから得られる「速さ、静粛、時間がとぎれない」恩恵であり一眼レフの将来を示すものだったように思う。実際手にしてみると「RS」モードのタイムラグ0.006秒での撮影は、自分自身のレリーズするタイミングとシャッターチャンスとの戦いだった。それゆえ成否が恐ろしくもあり快感でもあった。デジタルになって「時間がとぎれない」ミラーレスカメラは台頭しているが「タイムラグの呪縛」は残されたままだ。「数打ちゃ当たる」ではない「一発必中」の悦楽をEOS-1N RSは示唆していたかもしれない。 
秒間10コマ&限りなく0秒に近いタイムラグ。これぞ一芸に秀でたカメラ。

                     
                          
時速270キロを仕留める快感。(再掲)


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