2020年10月5日月曜日

「スーパー」の末裔

JR西日本に残る「スーパー」特急は「おき(新山口~米子・鳥取」「いなば(岡山~鳥取)」「まつかぜ(鳥取~米子・益田)」の3列車。これらに使用されているキハ187系気動車は、見てくれは今ひとつだがメカ的には平成13(2001)年当時のトレンドが盛り込まれた優れもの。制御付き自然振子方式台車、大出力エンジンによって最高速度120km/hを誇り、列車情報制御装置等は同社223系電車と共用化が図られ「電車の要素を加味した気動車」だった。とはいえ前面の切妻形状は空力、安全の両面で不利な面は否めず、平成22(2010)年に誕生した「はまかぜ」用キハ189系の前面デザインは先代のキハ181系を踏襲したものとなっている。「特急車」たるもの、ある程度の「みてくれ」も必要なのだ。
平成14(2002)年のローレル賞授賞車両でもあるキハ187系。

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