2020年10月28日水曜日

「あさかぜ」になれなかった「はくつる」

東京~北海道連絡列車から東北エリアを結ぶ特急へと役割の変化に合わせてその姿を変えてきたのが寝台特急「はくつる」。20系客車→583系電車→24系客車という使用車両の歴史はそのまま列車の役割を象徴していた。晩年の24系客車は、殿様「あさかぜ」の末裔「博多  あさかぜ」から転用されたが、国鉄時代寝台車のグレードアップのモデルとなった車両もデュエット、カルテット、シャワー等の自慢の設備は継承されることなく終焉を迎えている。
結果的に「はくつる」は「あさかぜ」にはなれなかった。だがその足跡と記憶は東北路に燦然と輝いている。
赤い電機が金帯客車を牽引する。「あさかぜ」が重なる。
          


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