国鉄車両の基本線は徹底した「標準化」。その中で1979年京阪神「新快速」用して製造された117系は近郊形として破格の仕様で登場した。シートカバー付転換クロスシート、両開き2扉、空気バネ台車、カバーのついた蛍光灯等が盛り込まれたアコモは、競合路線である阪急・京阪に遅れをとっていた国鉄が起死回生の一手を打った戦略的な車両だった。メカ的には同時期設計の185系に反映されたものも多く両者はいわば兄弟車両。共に引退へのカウントダウンが始まった中、117系は改造ながら新時代の寝台車「WEST EXPRESS 銀河」として再デビューする。「規格外」は令和でも別格のようだ。
近郊形のレベルUPに大きく貢献した117系。 |
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