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2017年10月5日木曜日

あかがね色を纏う

 わたらせ渓谷鉄道のディーゼルカーといえば「あかがね色」。第三セクター転換時は茶色とアイボリーのツートンカラーだったが、後に紅銅(べにあかがね)色に統一されてからはシックで落ち着いた色合いになったような印象がある。今回の作品では「あかがね」のヘッドマークが装着された車輌を狙っているが、不勉強がたたって撮影当時は「なぜ『あかがね』なのか?」がわからなかった。調べてみると江戸時代、足尾銅山から産出した銅を運ぶ「銅(あかがね)街道」に関係のある趣のある愛称だった。銅山にちなんだ「あかがね色を纏う」車輌が運行されるわたらせ渓谷鉄道、その終点も「間藤」という。

輝る。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)
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2016年4月15日金曜日

ラックレールを探そう

 中仙道、そして信越本線の難所でもある碓氷峠。その峠を越えるため、明治時代に導入された運転方式が「アプト式鉄道」で、昭和38年に通常の粘着運転に切り替えるまで、線路の間に設けられたラックレールと歯車を噛み合わせて横川と軽井沢を結んでいた。 ラックレールはアプト式廃止により本来の用途は失われたが、凹凸がある薄いレール形状が転用しやすかったこともあり、群馬県内の鉄道沿線脇のガードレール代用や駅構内の溝の蓋として再利用された。現在でも信越本線の横川駅、上越線の敷島駅、元国鉄足尾線の「わたらせ渓谷鉄道」神戸駅などに健在。探せばまだ新たな発見もありそうだ。

黒光りする「明治の遺跡」。

碓氷鉄道文化村に残るラックレール。
(カメラ CANON EOS-1N RS、フィルム フジクローム RVP) 

花桃、桜で知られる「神戸駅」、この敷地内にもラックレールが再利用されている。

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2015年10月28日水曜日

鉱都 足尾を偲ぶ

 わたらせ渓谷鉄道を初めて訪問したのは、北陸新幹線長野開業で碓氷峠から在来線が消えた頃。 紅葉を楽しむ群馬詣の新たな行き先を探しに訪れた程度だった。 新鮮な目でロケハンしてみると、役目を終えた施設や鉱山作業員用の住居らしき建物が印象的だった。 なぜ渓谷でなくこれらの施設に目がいったかは思い出せないが、知らず知らずのうちに「足尾銅山」のイメージを追っていたのかも知れない。 背景の紅葉も見事だったのでトロッコ列車と合わせて狙ってみたが、通過前に山が陰ってしまい作品的には今一歩になってしまった。 以後、わたらせ渓谷鉄道には幾度か訪問しているが、この場所へは足を向けてはいない。 今は沿線の景色が魅力的に映るからだ。

名物のトロッコ列車は元JRと元京王線の車両が使用されている。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)

第三セクター転換時は「レールバス」だったが、今は16m級車両に交代した。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)



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2015年8月13日木曜日

渡良瀬渓谷を行く「トロッコ」

わたらせ渓谷鉄道は、元国鉄 足尾線が転換した第三セクター鉄道。 渡良瀬川沿いを行く風光明媚な路線だが、歴史的には足尾銅山の影響下にあったことは有名。銅山の閉山とともに輸送手段としての足尾線も一度は存続の危機に見舞われ現在に至っている。 観光列車としては、客車4両の「トロッコわたらせ渓谷号」が名物だが、その後ディーゼルカー「トロッコわっしー」も導入され2種類の「トロッコ」が楽しめる。 足尾銅山華やかしき頃の施設も多く残っていることから、渡良瀬渓谷の風を受けながらの「鉱都 足尾」への旅も悪くない。
JR東日本の「風っ子」も入線。牽引は元JRのDE10。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)


ホーム隣接の温泉センターがある水沼駅。

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