国鉄時代、夏の列車旅で有難かったのは冷房の存在。冷房は昭和30~40年代の優等列車のステータスで新幹線開業前の「あさかぜ」「こだま」といった国鉄特急が人気だった背景にも「冷房」が関係している。当時は1等展望車、食堂車以外は非冷房だったという時代、全車「冷房車」はストロングポイントだった。外観上では分散形ユニットクーラーAU12形を収納したキノコ形カバーが特徴で、特急車以外にも電車急行のビュフェ室にも搭載された。そのビュフェには昭和38年に調理設備として「電子レンジ」の設置がなされる等、この当時国鉄のアコモは時代の先端を行っていた。後に在来車への冷房設置はグリーン車、寝台車から改造されていったが普通車へは昭和43年以降。時は「カラーテレビ、クーラー、自家用車」の三種の神器がトレンドになっていた頃。この頃から国鉄のアコモには優位性が失われていく。
鉄道は大勢の人が利用する公共の交通機関。そこでは安全性が第一に求められる。撮影は鉄道会社、関係者等との信頼関係によるもの。自分だけが安全と思っていてもダメ。ファン同士は良き人間関係を。感謝の気持ちは挨拶から。
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