2023年6月27日火曜日

ブルトレ少年の記録(17)~夢破れた二刀流~

20系電源車の中で極め付けのユニークさを持った車両が今回のカニ22形。外観上の特徴としてパンタグラフ取り付け台があるのは、かつて直流区間ではパンタグラフから集電し電動発電機によって編成の電源を賄っていたことの名残りで、ディーゼル発電機と合わせ2つの電源を有していた。そのため自重から九州特急では熊本以南入線には速度制限がかかり、使い難い一面が表面化、結局は電動発電機を下ろすことで落ち着いたが「電化区間は架線から集電して電源供給」のアイデアは平成になってスハ25 300番台で静止型インバータによって復活することになる。一方、カニ22は6両の製造に留まったが後に2両が24系カニ25へ改造、昭和59年まで予備電源車として在籍していたことも特筆すべきところだろう。
荷物積載t数が少ないため運用に制限がかかったカニ22
                      
    
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