2014年11月25日火曜日

プラットホームから消えたもの。


国鉄時代の駅には「標準化、信頼性第一」といった思想が現れていた。駅名や広告は違えどホーム上の設備は似ていたものだ。この写真を撮影した1980年頃はとにかくシンプルだった。今でも残っている設備はKIOSKに代表されるホーム上の売店。ホーム上の数は集約されているが、「コンビニ」化し有難い存在となっているのは実感されているだろう。 
 では消えたものは何だろうか。大きなアイテムとしては「水飲み場」と「柱に設置されている灰皿、くず入れ」。今は禁煙が一般的になり、柱ごとに設置されている灰皿の存在は奇異に感じるだろうが当時は一般的な設備。水は民営化前からホーム上に出来た自動販売機や売店から「購入する」ように変わってしまった。 携帯端末がない時代でもあるが、こうしてみると行き交う人が生き生きとしている様にも見えるのは気のせいだろうか。 (カメラはCANON AE-1プログラム、フィルムはフジクローム RDPを使用。)

1 件のコメント:

104 さんのコメント...

そういえば水飲み場も見なくなりましたね。ホーム上から消えたものがこんなにあるなんて驚きです。

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