2021年5月15日土曜日

霞む道標 

日本カメラ誌が今年の5月号をもって休刊した。既に鬼籍入りしているカメラ毎日、写真工業、昨年の月刊カメラマン、アサヒカメラに続く写真専門誌の休刊は、写真愛好者にとって「教科書」「道標」を失うに等しいショッキングなことだった。出版業界の現状を垣間見る中、懸念されるのは写真専門誌が長年培ってきた「日本の写真文化」、そしてカメラそのものが持つ魅力と撮影の楽しさを伝える役目は何処へ繫がっていくのかということ。マナーが問われる今だからこそ写真専門誌の役割は大きかったのだが・・・その意味で最後の砦となる学研「CAPA」には頑張ってもらいたいところだ。
 2月に「鉄道写真」を特集したアサヒカメラ。マナーへの啓蒙もなされていた。

日本カメラは73年、アサヒカメラは94年、偉大な専門誌だった。

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